アメリカ・サンフランシスコに拠点を置くオンライン不動産取引の Opendoor は、シリーズEで1億3,500万ドルを調達したとのこと。
本ラウンドでは、Lennar CorporationやFifth Wall Venturesなどが参加。
また、今回調達した資金は株式と借入によるもの。
Opendoor はは不動産取引のプロセスをシンプルにすることで従来の手間とコストを削減し、不動産売買の流動化を目指すために作られたユニコーン企業。
アメリカでは毎年550万人以上の人々が不動産を売りに出していると言われる一方、クリーニングから契約など成約までのプロセスがアナログ状態から抜け出せていないため数ヶ月期間を要してしまう上に、売買が成立するか不透明であることがあることに着目。
彼らはこのフローを簡略化するためのサービスを開始。さらにただ売り手と買い手の仲介をおこなうのではなく、一旦売り手の不動産物件を買い取っているという点が既存のサービスと異なるようです。
具体的には、売り手が売りたい不動産情報を提供すると、市場データから買取価格を提示。その価格に売り手が納得し合意した時点で契約完了し、契約完了から数日以内にお金が振り込まれるといったように、通常数ヶ月要するプロセスを数日までに簡略化。
そして買い取った不動産は修繕され、買取価格に上乗せした価格で販売するといった流れ。
買い手も、家の内見の予約を取る必要がなく、モバイルアプリを通して好きな時間帯に気軽に見学できることも特徴のようです。
さらに買い手は入居30日間の保証期間が設けられており、住んだ後に気づくような潜在的なリスクを最小限に抑えることができるようです。
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Opendoor