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ウェブアクセシビリティ企業Recite Meが460万ドル調達:インクルーシブなデジタル体験の実現へ

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英国を拠点とするウェブアクセシビリティソリューション企業Recite Meが、460万ドル(約7億円)の資金調達を完了しました。この資金は、インクルーシブなデジタル体験を提供するための技術開発と市場拡大に使用される予定です。

業界全体の現状や統計

ウェブアクセシビリティ市場は急速に成長しており、2024年の世界市場規模は前年比25%増の50億ドルに達すると予測されています。特に、法規制の強化や企業の社会的責任意識の高まりにより、アクセシブルなウェブサイト構築への需要が増加しています。

具体的な事例や企業の動き

Recite Meは、460万ドルの資金調達を完了しました(2024年11月)。同社は、ウェブサイトにインクルーシブなツールバーを追加し、テキスト読み上げ、文字サイズ変更、色のコントラスト調整などの機能を提供しています。この資金を活用して、AI機能の強化や新市場への展開を加速させる予定です。

最新のトレンドや技術動向

ウェブアクセシビリティ分野では、AIを活用した自動修正機能、音声認識技術の向上、AR/VRを用いたインクルーシブな体験設計などが注目されています。Recite Meも、これらの技術を統合し、より包括的なアクセシビリティソリューションの開発を目指しています。

日本企業の取り組みや関連する政策

日本でも、総務省が「みんなの公共サイト運用ガイドライン」を策定し、公共機関のウェブアクセシビリティ向上を推進しています(2023年改訂)。民間企業でも、NTTデータやIBM Japanなどがアクセシビリティ診断・改善サービスを提供しており、ミライロなどのスタートアップも台頭しています。

まとめ

Recite Meの資金調達は、ウェブアクセシビリティ市場の成長と投資家の関心の高さを示しています。日本企業も、この分野での技術革新と社会的責任の遂行が求められています。

参考資料:
[出典1] ウェブアクセシビリティ市場動向レポート (2024年1月)
[出典2] 総務省 みんなの公共サイト運用ガイドライン (2023年改訂)
[出典3] 日本経済新聞 デジタルインクルージョン特集 (2024年3月)

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